睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群について

(閉塞性)
睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群

寝ている間に、舌などが喉の奥の方に落ちてきて、気道を塞いでしまい、呼吸がしにくい、もしくは完全に呼吸ができなくなってしまう病気です。

現れる症状は、大きないびき、寝ている間の窒息感や喘ぎ、夜間の頻尿、起きている時の倦怠感、日中の眠気などです。

小児にも起きると言われており、小児の場合の症状は、いびき、胸郭の変形、睡眠中に動き回ったり、うつ伏せで寝ようとする、日中の落ち着きのなさ、学習上の問題、攻撃的行動などが認められます。

睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群

(閉塞性)
睡眠時無呼吸症候群の原因

主には気道の大きさが小さい方の場合に(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群になりやすいと言われています。具体的には、「肥満」ですが、痩せていても元々下顎が小さい方は(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群になる可能性があります。

そのほか、アルコールやタバコでも気道が小さくなる事があります。年齢に関係なく、子供でも(閉塞性)睡眠時無呼吸症候群になります。

睡眠時無呼吸症候群の
治療について

歯科で行う、睡眠時無呼吸症候群の
治療はどのような治療?
また医科の治療と比べて、
どのように異なる?

歯科での治療は、OA(口腔内装置やスリープスプリントとも呼ばれます)と呼ばれる、マウスピースを寝ている間に装着し、下顎を前方に出した状態を維持します。これによって、喉の奥の気道を広げて呼吸を確保する治療です。他にも矯正治療で、気道を広げる場合もあります。

医科での治療は、いくつか種類がありますが、主なものはCPAPと呼ばれる機械です。特殊なマスクを装着して、機械から空気を送り込みます。睡眠時無呼吸症が重度の場合は、医科でのCPAPを選択し、中等度~軽度の場合は歯科でのOAが選択されることが多いです。CPAPは機械が大きいことと、空気の圧力によって息苦しさを感じることがあり、続けることが難しい場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群
を放置すると

睡眠時無呼吸症候群の方は、日中の眠気により、交通事故などの重大な事故や、仕事上の重大なミスを引き起こす危険性が高まります。また、無呼吸により心臓に負担がかかるため、高血圧や心筋梗塞、心不全、大動脈解離などのリスクが高まります。

重症の睡眠時無呼吸症候群の場合、15年後の生存率が約60%という研究もあります。そのほか、糖尿病や腎臓病とも関連があると言われています。

いびき治療

いびきの原因

喉の奥の粘膜が、鼻からの気道を狭くしてしまい、狭いところを空気が流れるので音がなります。喉の奥が狭い方、肥満や、顎が小さい方に多くみられます。

治療方法

治療方法は睡眠時無呼吸症と同じで、OA(口腔内装置やスリープスプリントとも呼ばれます)と呼ばれる、マウスピースを寝ている間に装着し、下顎を前方に出した状態を維持します。これによって、喉の奥の気道を広げて呼吸を確保する治療です。他にも矯正治療で、気道を広げる場合もあります。

放置した場合のリスク

いびきは睡眠時無呼吸症の一部と考えられています。気道が塞がるリスクが高いため、現在は日常生活に支障がなくても、肥満や、加齢による筋力低下などで将来的に日常生活に支障が出るほどの無呼吸を引き起こす可能性があります。また、無呼吸がなくてもイビキは高血圧の原因になります。 さらに、一緒に寝ている方との不和の原因となる事があります。

当院の睡眠歯科治療について

こんな方にオススメ

  • いびきに悩んでいる方
  • お子様の無呼吸が認められる方
  • 日中の眠気によるパフォーマンスの低下に悩んでいる方
  • CPAPによる治療を受けたが続ける事ができなかった方
  • 睡眠時の無呼吸を指摘された事がある方
歯周病の全身の健康への影響

当院での治療法や特徴

当院では、OA(口腔内装置/スリープスプリント)を保険適用のものと、自費診療のもの、両方製作する事ができます。以前に保険適用のものを使用したけれど、面倒で使い続けることができなかった方などは、自費診療のタイプであれば、使い続ける事ができる可能性があります。

また、小児の矯正治療を行うこともできるので、状況によっては矯正治療により睡眠時無呼吸の改善ができます。

簡易的な問診検査

イビキが大きい。(閉じたドア越しでも聞こえるほど大きい。)
日中によく倦怠感、ひどい疲労、眠気を感じる。
睡眠中、呼吸が止まっていると指摘された事がある。
高血圧の治療を受けていた、もしくは現在受けている。
BMIが35以上ある。BMI=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
例えば、身長170㎝(1.7m)、体重100kgの場合
BMI=100(kg)/1.7(m)×/1.7(m)≒34.6
年齢が50歳以上である。
首周りが40センチ以上である。
男性である。

上の質問に3つ以上当てはまる方は、睡眠時無呼吸の可能性が高いです。

検討中の患者様へメッセージ

睡眠時無呼吸症は、肥満の方や、成人の方のみの病気ではありません。最近は一人暮らしでも、アプリを使うことでいびきを記録することができるようになりました。いびきや、日中の眠気で悩んでいる方、レーザー治療を受けたけれど効果が感じられなかった方、自分が、睡眠時無呼吸なのかどうかわからなくて悩んでいる方。信頼できるところで睡眠検査を行う事ができますので、お気軽にお声がけください。

診療時間
9:00~13:00 - -
14:00~18:00 - -

※△:17:00まで/○:19:00まで

※水・日・祝:不定休

※最終受付は診療時間終わりの30分前までとさせていただいております。

  • 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南1-4-41
  • 東高円寺駅より徒歩4分
03-5913-8141
03-5913-8171(FAX)